最近、読み終わった本
「なぜ「そうじ」をすると人生が変わるのか?」志賀内泰弘 著
よく巷でも、掃除をすると身の回りのことなど自分を取り巻く環境そのが、もっと大きく捉えると、この本のタイトルのように、人生そのものが変わると言われていますが、以前から、正直本当かなあと半信半疑なところがありました。
掃除なんかで人生変わるの?
みなさんもそう思いませんか?
ただ、有名なところでは、カー用品のイエローハット創業者の鍵山秀三郎さんやカレーのCoCo壱番屋創業者の宗次徳二さんも同じようなことを言っているようなので、あながち間違いでもないようです。
そして、この本では、”掃除”がテーマに書かれていますが、私自身、今の家事代行の仕事を始めてから、確信していることがひとつあります。
それは・・・
「片づけができない人は、仕事もあまりできないし、生活も乱れがち」
ということです。
人は思考と行動が密接に結びついている
なぜかというのが、この本にも書かれていますが、物事はすべて「一事が万事」
”人は、思考と行動が密接に結びついている”ということです。
片づけができない人は、往々にして、モノの置き場所が決っていません、というか決められません。
ですから、いざ必要になった時に、
どこにあるかわからない
見つけられない
挙句の果てに、同じ物をまた買ってきてしまう。
そして、あとになってから、探していた物が出てくる。
また、
時間が守れない
そもそも自分の行動が把握できていない
計画性がない
そんな傾向があります。
どうですか?
こういうタイプの人って、あまり仕事ができるようには見えないですよね?
これらはほんの一例ですが、こういったことすべ てが繋がっています。
ですから、その人のひとつの行動を見れば、だいたい普段の行動も予想がつきます。
もっといえば生活スタイルもわかります。
行動を変えれば、思考、人生も変わっていく
だから、そこを変えていけば(習慣を変える)、その他のこともだんだん変わっていきます。
すべてがリンクしています。
そういった意味で、人生が変わるとも言えます。
掃除や片づけというのは、ほんのそういったきっかけのひとつにすぎません。
”たかが掃除、されど掃除” ですね。
本の中の気になった文章&キーワード
そして、最後に、この本で私が気になった文章、キーワードを引用、ご紹介します。
・ゴミを1つ捨てる者は、大切な何かを1つ捨てている。ゴミを1つ拾う者は、大切何かを1つ拾っている。
・すべては、たった1つからはじまる。その意味で、「0と1の差」は1ではなく、実はとてつもなく大きい。
・「仕事とは気づき」であること。気づきをたくさんするためにはそうじをしなさい。そうすると今まで見えてこなかったものが見えてくる。しいては、 お客様が何を欲しているか、何を望んでいるか、 声をかけられる前に「考えて気づく」というより、 クセが身につく。そうじとは、「気づき」を教えてくれる最も安上がりで、 最も簡単なトレーニングである。
・誰かが見ているから仕事をするのではない。自分が見てるから、自分が納得するように仕事をする。
・ 1つのことをやり続けることの大切さ。辛抱することやバカになって物事に打ち込むこと。能率、 効率を上げるために工夫すること。そして、やり続けた先にある、もっともっと大きなことがある。
・あれこれ考えるよりも、まず自分が行動を起こすこと。誰がやったのか、誰の責任なのか、 そんなことを考えているよりも、まず自分が行動を起こすこと。
・「人の喜び顔を見るのはパワーにやる」ということは、人のためといいながら、実は、「自分のため」なんですよね。
してやってるんじゃない。させていただいている。
・人は人の背中を見て動く。
・お金で信用は買えるとしても、お金で買った信用は、お金がなくなれば、一緒に消えていく。
・物事はすべて「一事が万事」、あなたの行っている1つの行動を見るだけで、 あなかのすべての行動がわかる。
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