お客様と対等で信頼できる関係で仕事がしたい。
これは私がずっと考えてきた我々とお客様との関係性です。
どちらが上とか下とか、どちらが偉いとか偉くないとかではなく、お互いがお互いの人間性を認めて、信頼の上に成り立つ関係。
こんなこと書くと、いやそれは理想論だよと言われるかもしれませんが、商売というのは本来そういうものではないかと思います。
特に日本では、「お客様は神様」という言葉が間違った方向にひとり歩きしてしまい、とにかくお客様が偉い、お金を支払っているんだからサービス提供側はお客様の言うことは何でも聞くのが当たり前というヘンに勘違いした世の中になっています。
でも、それって違うようなあと思います。
いや、絶対間違ってます。
昨今、コンビニでお客が店員の態度が悪かったからといって、土下座させる”事件”が起きています。
また、いわゆる”クレーマー”と言われる一部の人たちの横暴な振る舞いや言動もある意味仕方ないこととあきらめてしまっている風潮もあります。
とにかく謝って、ことを荒立てない方向でクレームを封じ込む会社が後を絶ちません。
しかし、そこで会社側が毅然とした態度を示さない、示せないのも、そういったことが起きるひとつの要因かもしれません。
お客様が我々を選ぶ権利があるように、われわれにもお客様を選ぶ権利はあります。
自社の考え、サービスの方針に共感(あえて共感とします)してくれるお客様に対して、仕事をさせてもらうことが、結局お互いがいい気持ちでいられる関係だと思います。
お互いがお互いを認め、感謝し合い、付き合っていける関係。
お客様のためになる商品、サービスを提供し、報酬をいただく。
昔からそれが本来の正しい商売のあり方、お客様と商人の関係じゃないでしょうか。
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