最近、「簡単と思えることこそ、奥が深い」と感じられることが二つありました。
それらについて、少し書いてみたいと思います。
簡単と思えることこそ、奥が深い
たかがおにぎり、されどおにぎり
10月8日に放送された日本テレビ系「キユーピー3分クッキング」で紹介された料理が「おにぎり」ということで話題になっているそうです。
ネット上では、ついにネタ切れか!?などと騒がれてるようです。
おにぎりなんて誰でも握れるのに、わざわざなんで料理番組でやるのか?といったところでしょうか。
しかい、おにぎりは、握り方ひとつで味はまったく違ってきます。
誰でも握れると思ってバカにしてる人ほど、握れないんじゃないかなと思います。
食べているうちからボロボロこぼれて、食べにくいおにぎりとかって、たまにありますよね(笑)
おにぎりは、ご飯の炊き具合、塩加減、力の入れ具合、水の加減などで、味は微妙に変わってきます。
一見、こういった簡単で誰でも出来ると思われていることほど、難しく、奥が深いと思います。
「たかがおにぎり、されどおにぎり」ですね。
シンプル イズ ベスト
こういったおにぎりのように、「シンプルだからこそ、難しい」ということが他にも多くあると思います。
シンプルだからこそ、逆に“ごまかしが利かない”とも言えます。
だから、こういったシンプルなこと、簡単と思われるようなことこそ、力を抜かず、しっかりやるべきだと思います。
正解がない仕事こそ、難しい
また、先日、私の仕事の業界に関することでも、こんな記事がありました。
「解禁! 東京都「外国人家事代行」に巣喰うマフィアと売春窟の闇」
その記事の一節でジャーナリストの方がこんな文章を書かれていました。
「その趣旨は、簡単に言ってしまえば単純労働を外国人に押し付けるというものです。介護職などを見ても分かるように、これまでそうした仕事に就く外国人はフィリピン人が多かった。しかし、アジア各国も豊かになっていることから、今後、日本にやって来るのは、特に貧困に喘いでいる人が多くなるでしょう」
家事・・・
たしかに世間からは単純労働、家庭で誰でもやってることなので、仕事としてやったとしても、単純労働と思われている節があります。
実際、私自身も実は、この仕事を始める前は、少なからずそう思っていたところがちょっとあります。
しかし、この仕事を始めてから、この仕事はなんて難しくて、奥が深いんだと感じています。
私はこの仕事を始める前のサラリーマン時代は技術職でした。
しかし、今思うと、かつての仕事のほうが簡単だったと感じます。
技術とか数字、デジタルの世界には、いわゆる“正解があります“
しかし、今やっている家事代行のようなアナログの仕事には“正解がありません”
私がこの仕事を始めて、一番難しいと思った点が、まさにこの正解がないということです。
お客さまによって、対応は千差万別。
同じことをやっても、お客さんによって喜んでくれる方もいますが、逆に怒られるケースもあります。
そういったことを考えると、
一見、簡単そうに見える、また単純そうに見える仕事こそ、かえって難しいんじゃないか?
また奥が深いんじゃないか?
と思っています。
どんな仕事もそうですが、簡単な仕事なんてありません。
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