最近、こんな記事を目にしました。
「客は二の次」のフランスに日本が学ぶべき事
http://toyokeizai.net/articles/-/144828
諸外国に比べても、日本のサービスは良い、最高と言われています。
特に来日した外国人はそう感じるようです。
たしかに、”おもてなし”という言葉があるように、お客様への気遣いに溢れています。
(まあ、中には溢れてない会社もありますけど…笑)
逆に日本人が海外に行くと、「外国のサービスの悪さにイヤな思いをする、客を客と思っていない」ともよく言われます。
たしかに、そのおかげで、われわれ日本人(消費者)は、快適なサービスを受けることができます。
そう考えると、日本って、スゲーなというか、ホント便利で快適な国だなと感じます。
でも・・・
それって、本当にいいことなのかなと、最近になって疑問に思ったりもします。
ネットでなにかを注文すれば、次の日には届く。
朝でも夜でも店が開いている。
年末でも、正月でも、普段と変わらない同じ生活ができる。
それはそれで、とても便利です。
でも、やっぱり・・・
それが働く人の犠牲の上に成り立つものだったとしたら、どうなんだろうとも思います。
宅配便も次の日には配達される
Amazonで注文すれば、急ぎなら当日中に届く
食料品もネットで注文すれば、すぐ届けてくれる
これって、ホント便利なことはたしかなんですが、正直そこまで迅速さが必要なんだろうかと感じます。
なによりも、それが出来るのは、1日中、朝も夜も深夜にも、誰かしら働いている人がいるからです。
こういった便利さは、ネットが普及してから特に顕著になったと思うのですが、それ以来、世の中のスピード、時の流れがとても速くなりました。
ただ、それに伴い、人の心の余裕が段々なくなってきて、妙にイライラしてる人、精神的に支障をきたしている人などが増えてきたように思います。
電車がちょっと遅れただけで、駅員に文句や暴力をふるう人
コンビニの店員の態度が気に食わないと、土下座までさせる人
うつ状態から過労死に至る人
などなど。。。
はっきりいって、行き過ぎです。
そう、
心の余裕がないんですよね、今の社会は。。。
車のハンドルに遊びが必要なように、もうちょっと 遊びや余裕、ある程度の許容範囲があってもいいんじゃないか
と強く思います。
あえて不便なことも大事。
人間、便利になり過ぎるのは決して良いことじゃないなと、こんな時代になったからこそ、思いますね。。。
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