もう2ヶ月程前になりますが、サービス研修の一環として、鉄道整備株式会社様の視察に行ってきましたが、そちらの感想を同行したスタッフさんがリポートとしてまとめてくれましたので、ご紹介します。
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先日、お掃除の天使たちとよばれる鉄道整備株式会社(テッセイ)の視察に行ってきました。
書籍「新幹線掃除の天使たち」も合わせて読みました。
この会社は新幹線の車両清掃をしている会社で、最近では様々なメディアでも取り上げられている知る人ぞ知る会社だそうです。
清掃の仕事を主としており、特に女性が活躍する職場という点では私たちの仕事に似ています。
視察して思ったことは、働くスタッフさんたちの顔がイキイキとしているということと、一見するだけではその姿が清掃スタッフのようには見えないということ。
新幹線が駅のホームに入ってくると、ホームの端に一列に整列し、おじぎをして列車を迎え、降車するお客様にも一礼をし、ホームで待っているお客様にも一礼をしそれぞれの持ち場へ移動するという、「礼に始まり礼に終わる」が徹底された姿は見ていてとても心地がいいものでした。
こういった姿からもわかるように、この会社は単なる清掃会社でなく新幹線内での快適空間を提供するサービス会社という位置づけのようです。
ここも私たちの会社と似ています。
家事代行の仕事も清掃業でなくサービス業ですから。
この会社ではチーム力を生かして仕事をしているようで、仕事ぶりはテキパキとしていて、その動きには一切の無駄がありませんでした。
私たちのやる清掃業務とは違うのでここでの清掃業務自体はあまり参考にはならなかったのですが、働くスタッフさんたちのモチベーションの維持やまとめ方、会社の理念や、情報の共有方法などがとても参考になることばかりです。
そのやり方で特にいいなと思ったものの中に、エンジェルリポートというものがあります。
これは現場の上司や仲間が、働くスタッフさん達の作業する姿をみて、これは良いと思った褒めるべきことリポートにまとめ、それを壁に貼り、職場の誰もがそのリポートを見ることができる仕組みです。
このリポートで褒められた人はさぞかしうれしく思ったことでしょう。
毎日の当たり前の作業も評価されることで、モチベーションの維持や、やりがいにつながっていくのだと思います。
この褒める仕組みというのは、是非うちの会社でも取り入れたいと思える仕組みだと思いました。
「新幹線掃除の天使たち」のおわりの文章を少しお借りし、テッセイという社名をコンセントに置き換えて読んでみました。
(コンセント)という会社は普通の会社です。
決して特別な会社ではありません。
でも、ただの普通の会社ではありません。(コンセント)は、キラキラ輝く普通の会社です。
やっている仕事の中心は清掃業務。けっして憧れの仕事ではありません。
働いている人たちも、バリバリの高学歴エリート社員はほとんどいません。
複雑な人生を背負い、ようやく(コンセント)に辿り着いた人もいます。
どうでしょう、とてもしっくりきます(笑)
私たちの仕事も、やり方次第では普通の家事代行の仕事からキラキラ輝く、ここで働きたい、この会社のサービスを受けたいと思えるような家事代行業者に成長できるヒントが詰まっているような気がしました。
この視察を終え、会社の進むべき方向性と自分の働く意義を新たに見出すことができました。
そして、今回の視察に同行させていただけたことに改めて感謝します。
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