「天才なのに消える人、凡人だけど生き残る人」
元プロ野球選手 小宮山悟さんが書かれた本です。
小宮山さん自身、本にも書かれていますが、決してイチローやダルビッシュのようなタイプではなく、特別に注目された選手ではなかったようです。
だからこそ、プロ野球界で生き残るために、どうしたらいいかを常に考えながら戦ってきたとのこと。
そして、凡人だからこそ、一生懸命、天才に勝るにはどうしたらよいかを追求していたようです。
その甲斐あって、ご存じのように、メジャーリーグで活躍し、44歳まで現役を続けてこられたのでしょう。
仕事に役立つ10項目
その中から、私が気になり、メモした部分をご紹介します。
1. なぜ?を持たない人間は伸びない
何事にも「なぜ?」と問いかけ、疑問を持つことが大切です。
2. 人に教えてもらう時に、聞く耳を持たない人には、なにを言ってもダメ
まず、素直に人に教えてもらったことを聞く。
そして実践してみる。
それが正しいのか、自分に合っているのかどうか判断するのは、そのあとの話。
まず、素直にやってみることが大切だということです。
3. 映像こそが最高の教科書
自分の動き、行動を客観的に見るのが、一番の早道。
4.チームに貢献しない個人成績は意味がない
チームに貢献してこその個人成績。
チームプレーの大切さ。
これは会社などチームで仕事することに通じます。
5. 組織として大切なことは、命令系統がしっかりしていること。トップから末端まで同じ考えや思いを共有していること
これができる組織、会社は強い。
また大事なこと。
6. 職場が明るいかどうかで、仕事のはかどり方が違います。「つまらないな」と思いながら職場に行ってもおもしろくない。楽しさのない職場でいい仕事ができるはずがないでしょう
これは同感です。
明るさ、楽しさがない職場はつまらない。
7. もし、WBCの日本代表メンバーを選ぶとしたら…日の丸の重さを同じように感じることができる人を選びます。同じ価値観の選手を揃えたい
これも同感です。
共通の目的、目標に向かっていくには、同じ考えや価値観の人とのほうが達成しやすい。
8. まわりが見て、「おおおっ」と思うことを意識せずにやってのけるのがセンス
やっぱりセンスも大事ですね。
9. 才能以上に大切なものがある。それは思考力。思考力は、磨き方次第で伸ばすことができる
これも大事ですね。
才能の差なんて、微々たるもの。
いかに考えて、行動できるか。
10. 才能の大きさだけでは勝負は決まりません。才能以外の部分でこそ差がつくと強く思います。だから、逆に自分には才能がないと思って、スタートする人は強い
才能のある人、天才と言われる人は、ほんの一握り。
みんな凡人で、スタート地点は一緒。
だからこそ、努力した者が抜きでるのは、当然。
以上です。
特に印象に残ったことを書きましたが、どれも普段の行動や仕事にも参考になることばかりです。
なにげなく本屋さんで見つけ、読みはじめた本ですが、この本は買って正解でした!
コメント