心のバリア
先ほどまでTVで、「たったひとつのたからもの」を見ていました。
生まれながらにダウン症と診断された子どもの話ですが、以前、小田和正さんの曲と共にTVCMで流されていたのでご存知の方も多いと思います。
実は、うちの子も、もしかしたら障害を持って生まれるかもしれないと出産前に心配した時期があります。
うちの奥さんが以前病気で入院した際、薬の服用とレントゲンをとっていたのですが、退院後妊娠している事がわかり、病院の先生からも大丈夫だとは思うけどなんともいえないと言われたことがありました。
その時は、生むべきか、諦めるべきか、いろいろ悩みましたが、もし障害を持ったとしても自分たちの責任で生もうと決心しました。
幸い健康な子を授かりましたが、TVを見ていて当時のことを思い出していました。
私は以前から、障害者に対する世間の接し方に疑問を感じていました。
このダウン症もそうですがいわゆる知的障害者に対する世間一般の方の印象って、どんなものがあるのでしょうか。
知的障害の方やその親御さんには大変失礼ですが、私自身、以前はどう接していいのかわからないというのが正直なところでした。
今まで生きてきた中で障害を持った人と接するという経験がほとんどなかったため、どうしたらいいのかが正直わかりませんでした。
いわゆる普通の健常者と同じように接すればいいのに、なんかこちらが身構えちゃうんですよね。
しかし、何年か前に仕事の関係で(コンピュータ関係の仕事をしています)知的障害者の学校に行ったことがあり、そこでそこの子供たちにパソコンの使い方を教えたりして、すこし一緒にいる機会があったんですが、ホント普通の人と変わらないんです。
障害の程度によって、言葉のコミュニケーションがうまく取れない方もいますが、それ以外はなにひとつ変わりません。
最近は、あっちこっちで、バリアフリー、バリアフリーと言われていますが、一番の問題は段差だとか、そういう物理的なバリアではなく、私達健常者の(先ほどの私のような障害者だからどうこうという)心のバリアじゃないでしょうか?
この「心のバリア」という話は、実は私の知っている方からお聞きした話ですが、この話を聞いたとき、まったく同感だと思いました。
バリアを作っているのは、私たちの心なんですよね。
私なりになぜバリアが出来ちゃうんだろうと考えたんですが、幼稚園、小学校のときって養護学級とかがあって、同じ学校なのに分かれて勉強しますよね。
それが一番の間違いの始まりなんじゃないのかなって思います。
もちろん学校側の事情もわかりますが、小さいときほど健常者、障害者が一緒に遊んだり勉強したりする事が大切だと思います。
そうやって小さいときから一緒にいれば大人になってもごく普通に接する事が出来ると思います。
そういう機会がないから大人になっても障害を持った方とどう接していいのかわからない。
そういう機会を持たないまま大人になるから、心のバリアが取り除けないと思います。
みんな同じ人間なんだから、仲良くやろうよ!
この記事を書いた人
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仕事や育児等で忙しく、時間がない方に代わって、お掃除や洗濯、片づけなどの日常家事を代行する「家事代行サービス」の仕事を千葉県でしています。
会社員時代は、エンジニア。
その後、まったく真逆のアナログな仕事”家事代行”で独立。
そんな家事代行の仕事を通じて、感じたことやプライベートで感じたこと等を書いています。
家事代行サービス コンセント
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