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駅前のラーメン屋で人情経営 「日高屋」

駅前でよくみかけるラーメンチェーン店「日高屋」

安くて、近くて、味もそこそこのラーメン屋「日高屋」は、11期連続増収益をあげているそうです。
一杯の酒と肴を頼んで会社帰りにフラッと寄って、1,000円でお釣りがくる店舗を目指しているそうですが、出店に際しての絶対条件は駅前の一等地に出店するということだそうです。

日高屋の神田会長は元々が戦後の貧乏な家の生まれで、若い時期は元々の飽きっぽい性格も重なって、様々な仕事を転々としていたそうです。

その人柄は、謙虚で倹約家。

年商が億を超えてもそれは変わらず、一杯数百円のラーメンを食べる庶民の生活と同じ目線にたち、働く社員達には常に感謝の気持ちを忘れない、という見習うべきところの多い経営者だと感じました。
移動はいつも電車で、ハイヤーに乗る余裕があるなら、社員の給料をあげたいという言葉が印象的でした。
6000名以上いる、パートスタッフにもボーナスが支給され、働く人への感謝という気持ちが強く表れているのを感じました。

駅前に店舗をだしているのだから、客が入るのは当たり前。
でも、働く人がいなかったらどうにもならない。
だから、結局は人が大切なんだという言葉からも、人を大切にしている経営者なのだと感じました。

そして、何よりも驚いたのは、60歳を超えたシニア社員には体力的にきつくない焼き鳥屋で働くという選択肢まで用意してあることです。
これは福利厚生の一環として作ったとのことで、ここまで働く側の気持に寄り添い、感謝という気持ちを言葉だけでなく仕組みで還元しているところが何よりすばらしいと感じました。

こういった人情経営はやはり最終的には利益にも還元されていくのだと思いました。

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企業プロフィール
株式会社 ハイデイ日高
設立日:1983年12月
本社:埼玉県さいたま市大宮区大門町3-105
従業員:583人

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