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ジャニー喜多川さんの人の育て方

先日、ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川氏が亡くなりました。
死去後のニュースを見ていると、所属タレントから、いかに慕われていたかがわかります。

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ジャニー喜多川さんの経歴

本名:ジョン・ヒロム・キタガワ
漢字表記:喜多川擴(きたがわひろむ) 生年月日:1931年10月23日(享年87歳) 出身地:アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス市 居住地:日本

実業家
芸能プロモーター
音楽プロデューサー

ジャニーズ事務所の社長でしたが、それ以外にも、ジェイ・ドリーム、ジャニーズ出版、ヤング・コミュニケーション、つづきスタジオの社長も務めていました。
ちなみに、名前や出身地から、ハーフと思われていることがお多いようですが、ジャニーさんは、両親とも日本人であり、れっきとした日本人です。

口癖というか、有名なセリフは、「YOUやっちゃいなよ」ですね。

ジャニーズ事務所設立のきっかけ

日本を代表するアイドルが所属しているジャニーズ事務所。

ジャニー喜多川さんは、1960年頃は近所の少年たち約30名を集めた少年野球チームのコーチだったそうです。
チーム名は、自分のニックネーム「ジャニー」から名付けて、「ジャニーズ」

そんなある日、チームの子供達と一緒に観た映画「ウェストサイドストーリー」に感動し、エンターテインメント事業を興すことを決意したそうです。

そして、1962年、ジャニー喜多川さんの野球チームのメンバー4名の少年たちから成る最初のジャニーズ(初代ジャニーズ)を結成。
結成当初は、池袋にある芸能プロダクション「新芸能学院(現:名和プロダクション)」に籍を置いていましたが、その後、ジャニーズ事務所を立ち上げ。

創業当初は、渡辺プロダクションと業務提携していましたが、1975年、正式に株式会社ジャニーズ事務所を設立しました。
現在は、姉のメリー喜多川さんや藤島ジュリーさんなどが事務所経営。

ちなみに、滝沢秀明(タッキー)は、ジャニーズJr.を育成、プロデュースする関連会社ジャニーズアイランドの社長を務めています。
ジャニーズ事務所次期社長とも言われていますが、メリーさんやジュリーさんとの派閥争いなど、いろりいろ問題もあるようです。

ジャニーさんの人心掌握術

ここからはジャニー喜多川さんが、なぜ所属タレントから慕われているのかを探りたいと思います。

人を育てるという点で、私がとても気になるところです。

今回の死去後、現所属タレント、すでに退所したかつての所属タレントからもコメントが寄せられていますが、どれもジャニーさんに対する感謝の言葉、ジャニーさんから教えられ、かけられた言葉やエピソードばかりです。

「ジャニーさんありがとう。今の僕があるのは、ジャニーさんのおかげです。あの頃、13歳のあんな僕に声を掛けてくれてありがとうございました。ゆっくり休んで下さい。」
近藤真彦

「今の自分があるのも、ジャニーさんとの出会いが無ければ……。と思うと感謝してもしきれません。常に現場に立ち続けた姿勢を手本にさせて頂きます。ゆっくりと、休んでください。」
木村拓哉

「ジャニーさん。
長い間、本当にご苦労様でした。ジャニーさんと出会えたことで僕の人生は大きく変わりました。嵐をつくってくれてありがとう。まだ何の実感もないですが。感謝です。感謝でしかないです。ゆっくり休んでねジャニーさん。本当に、ありがとう。」
大野智(嵐)

「毎朝僕らをプールで遊ばせてくれて、お腹が空いたらステーキ焼いてくれて、夜は色んなエンターテイメントのショーに連れて行ってくれた事、凄く楽しかった」
山下智久

あれだけ多くのタレントを抱えていますが、オーデションの履歴書は全てに目を通し、ひとりひとりの人間にちゃんと声をかけ、時には、自らご飯を作って食べさせたり、ホントに父親のような存在ですね。

そして、すごいなと思ったのが、以下のエピソード。

「私が 17 歳の時に母を亡くし、その通夜で父と代わり、朝まで徹夜して、御線香と蝋燭の灯を絶やさぬよう、守り続けていてくれた御恩は忘れません。常人離れした沢山の優しさをありがとうございました。」
岡本健一

これは、なかなかできることじゃありません。
いかに、ひとりひとりの子を大事にしていたかがわかります。

そうやって考えると、こうやって、みんなに慕われていたことは納得です。

まとめ

人を育てるには、やはり”一人一人をしっかり見て、声をかけ、励まして、大事にして、接する”

これはどの世界でも、人を育てる、不変の真理だなと感じます。
やっぱり、偉大な社長であり、プロデューサーですね。

謹んでお悔やみ申しげます。

 

 


		
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