家事代行サービスを利用する際の抵抗感、日本特有だよねと思う要因

2019年6月29日

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先日、家事代行サービスに関するこんな記事を見つけました。

https://wezz-y.com/archives/64347

「消防署にお勤めですか?」と勘違いされた約10年前

私自身、この家事代行業界に身を置いて、約12年。
このタイトルにあるような「家事代行サービスへの抵抗感根強く」というのは、身にしみて感じます。

私が家事代行の仕事を始めたのは、今から約12年前の2006年(平成18年)

当時は今ほど家事代行の知名度が低かったので(今もまだまだ低いですが…)、例えば名刺交換をして、家事代行の仕事をしていますと挨拶しても、なかなか話が通じませんでした。

“かじ”といっても、“家事”ではなく、燃えるほうの“火事”と勘違いされて、「消防署にお勤めですか?」と勘違いされたことが一度ならず、何度も…。
これは決して冗談ではなく、本当の話、実話ですよ(笑)

そんなこともあって、そもそも家事代行の存在を知らない、家事代行サービスで一番依頼の多い“掃除”を頼めるということを知らない人がいるということにとてもびっくりした覚えがあります。

家事は自分でやるものという先入観

そして、多くのお客様とお会いして、いろいろ話をさせてもらうと、「あー、まだまだ日本は“家事を人に頼む”という意識が低いんだな」と感じました。

家事は自分でやるもの。
お金を払って、人に頼むものではない。

そんな風に考えている人が多いのは、たしかです。
だから、利用率がなかなか伸びない。

この業界の市場規模は、以下のグラフのように年々拡大してきています。
将来的には約6000億円になると予測されています。


※経済産業省「家事支援サービスについて」より


※NTTタウンページ「タウンページデータベース」より

また、利用率に関しては、政府機関、民間機関から様々な数値が発表されています。
今現在も日本全体の数パーセント(おそらく1〜2%くらい、まだまだ5%はいかない)じゃないかなというのが私の実感です。

たしかに近年、テレビ、雑誌で取り上げられたり、政府が外国人を雇用して家事代行サービスの特区を作ったりと家事代行業界は追い風が吹いています。
年々、利用する人も増え、約10年前から比べれば、かなり普及はしてきました。

家事代行が普及しない大きな要因

しかし、まだまだ一般的に家事代行が普及しない大きな要因は、次の3つだと思われます。

1、価格
2、利用者の罪悪感
3、他人を家に上げることの抵抗感

まず、
1、価格
この記事にあるように、家事代行ご利用の顧客の平均世帯年収は、約700万円〜1000万円以上。
近年、従来のスタッフ雇用型のスタイル以外に、ご利用者と家事提供者をネット上でマッチングさせるスタイルの低価格で利用できる会社も出てきましたので、平均価格は下がってきましたが、パッと気軽に利用できる価格ではないかのもしれません。(価格はめちゃくちゃ高いというわけではないと思いますが…)

2、利用者の罪悪感
こちらも記事に書かれていましたが、そもそも家事は自分でできるなんだから、自分でやるべき。
お金を払って、人に頼むものではないという固定観念が少なからず(いや、かなり?)あります。
また、本人はそう考えてなくても、他人や友人、知人、家族、親類から「そんな贅沢な」と言われてしまうからということもあります。
そう、うちのお客さんからよく聞くのは、「家事代行を利用していることは、お姑さんには口が裂けても絶対言えない」ということがあります。
これもなんとなく気持ちはわかります。

3、他人を家に上げることの抵抗感
これはひとそれぞれ、年齢問わず、絶対イヤな人はいやなことだと思います。
年配の人でもいますし、若い人でも必ずそういう人はいます。
家事代行は不在時にお伺いするケースが多いので、特に家に他人を入れることに抵抗がある人は、このサービスは利用できないと思います。

以上、私が感じる家事代行への抵抗感です。

これは日本特有のことなのかはよくわかりませんが、少なくとも日本では、こういったことが家事代行を利用する際の抵抗感だと思います。

そして、たしかにここ数年、利用するお客様は右肩上がりで増えてきています。
私が始めた10年以上前では考えられないほどです。

しかし・・・

将来、この日本で家事代行を利用するのがもう当たり前。
極端に言えば「2人にひとりが利用するくらい」の時代にはならないと思います。

決して、データや裏付けがあるわけではありません。
あくまでも、何年かこの仕事をやってきた肌感覚というか、私が勝手にそう感じているだけです。
いくら我々事業者ががんばっても、誰でも彼でも使うサービスとなるというのは、この日本では無理かなと思ってます。

そう、もしかしたら、私の予想が外れて、そんな家事代行を利用するのが当たり前の時代になるかもしれません。

でも・・・おそらく、そんな外れてないと思いますよ(笑)

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この記事を書いた人

田中健司
仕事や育児等で忙しく、時間がない方に代わって、お掃除や洗濯、片づけなどの日常家事を代行する「家事代行サービス」の仕事を千葉県でしています。

会社員時代は、エンジニア。
その後、まったく真逆のアナログな仕事”家事代行”で独立。

そんな家事代行の仕事を通じて、感じたことやプライベートで感じたこと等を書いています。

家事代行サービス コンセント
https://www.kajidaikou-service.com/
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