片付けるには、まず要、不要の選択から始めるというのがセオリーですが、この要、不要の選択ができないがために、片付けが進まないというケースがとても多いように感じます。
”捨てられないから、片付けられない”という負のループから、抜け出すために必要なことはなんでしょうか?
片付けへの第一歩は、捨てられないのではなく、捨てたくない気持ちに気づくこと
自分は捨てられないタイプなので、部屋の中にモノが多く、そのせいでなかなか片付けられないという人がいたとします。
この人にアドバイスをするとしたら、”モノを減らせばいいよ”となるわけですが、そう簡単にはいきません。
きっとその人は、自分の持っているたくさんのモノを捨てたくない、捨てるくらいなら片付けなど、できなくていいと思っているかもしれません。
もしくは、モノを減らさずに、たくさんのモノをきれいに片付けるには、どうしたらよいのか?と悩んでいるのかもしれません。
”片付け=捨てること”だと思っていたら、モノへの執着心から、なかなか片付けられない気持ちになってしまうのもわからなくはないです。
捨てなくても片付ける方法その1
モノを減らすために何をすればいいか?
一番簡単な方法は捨ててしまうことなのですが、この”捨てる”という言葉に抵抗感がある人は多いと思います。
捨てずにモノを減らす方法は、いくつかあります。
●モノを自宅以外の場所に移す
自分の部屋で、たくさんのモノを管理するスペースが物理的に足りないのであれば、自宅以外の場所にモノに移して、自宅に置いておくものは今使っているモノだけにするという方法があります。
自宅以外の場所とは、実家、友人、知人のお宅で保管してもらったり、今流行りのレンタルスペースを借りてしまうというのもアリだと思います。
ただし、使いたいときに気軽に使えない、スペースを借りるのにお金が発生したり、モノの移動に余計な手間がかかってしまうというデメリットもあります。
捨てなくても片付ける方法その2
●捨てるのではなく、譲る、売る
捨てることに抵抗感があってできなかったとしても、欲しい人に譲ったり、価値のあるものであればリサイクルショップやフリマサイトなどで、売るという選択もできます。
これは、モノを手放すのはいいけれど、捨てるのは罪悪感があって嫌という人には、もってこいの方法かと思います。
今は、フリマアプリを使えば、個人でも簡単にモノの売買ができる時代です。
大事にしていたモノがゴミになるのではなく、新たな持ち主のもとで大切にされると考えられれば、捨てることからの罪悪感はなくなるのではないでしょうか。
捨てなくても片付ける方法その3
●レンタルを利用してモノを増やさない
今は、なんでもレンタルできる時代になってきました。
洋服、家電、車、旅行用品など、さまざまなものがレンタルできるのです。
これからも、レンタルできるモノのカテゴリーはどんどん増えていくんじゃないかなと個人的には思っています。
使わなくなったら、返せばいいだけ。
モノを増やさずに豊かな生活を送ることができる時代になりつつあります。
まとめ
捨てられないから、片付けられないと嘆く前に、モノを捨てずに片付けができないかと考えてみると、いろいろな方法が見つかります。
そうすることで、自分自身と向き合い、本当は自分には不要なモノだったと気づくことができれば、自分自身の持っているモノに対する執着心からも卒業できるのかもしれません。
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